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2009年11月13日 (金)

絵になる風景

有馬の人達はどう思っているか知らないが「有馬温泉」と言えば、どのような風景を思い描くのだろうか?
また有馬に来られるお客様は、有馬温泉というとどのような風景を想像して来られると有馬の人達は思っているのだろうか?

何故? このような事を言うかというと、「城崎温泉」と言えば、僕は柳の木が両側に有り、川沿いの石橋が架かっている風景を思い描く。「湯布院温泉」だと、金麟湖の風景。「草津温泉」だったら湯畑。

「東京都」と言えば、石原都知事の顔を浮かべるし、「宮崎」だったら東国原知事だな。そのように地域の風景でなく人が浮かぶ場合がある。

先日、小代のフォーラムで「僕が小代で一番印象に残っている風景は朝靄の中を、おばあさんが牛を連れているシーン」と言った。このようにして世界的に有名な神戸ビーフや松阪牛の子牛の母親が育てられていく。そしてこの風景が何処にもない小代の風景だと思うのだ。

そのようなシーンは実はもう小代では見られないのかもしれない。
僕が小代に関わりを持って、来年で20年になる。つまり20年前の風景だった。

スイスというとどんな風景を思い描かれるだろうか?
遠くに雪を抱いたマッタフォルーンが見え、手前の緑の山には牛が放牧されていて・・・・
その牛を放牧している風景は意図的につくられているという。
観光客の為にそのような光景を残しているという。

だったら小代でもそのような風景を再現しても良いのではないかと思う。

日本人が生簀に泳ぐ魚を指名して、活け造りを楽しむ!
外国の人には異様なシーンに思う人たちがいる。
逆に日本人は牛を見て「美味そうだ!」と思うのか!? 僕は見ても思わない。
でも外国人の人達には興味があるようだ。
今食べている肉は、どのようにして生まれて、育てられたのか? 本当にビールを飲んで育っているのか!? ・・・というように。

だから小代で昔の風景を見せる必要がある。

先日たまたま神戸ビーフを扱っている大手の食肉関係者の方と話が弾み、小代の牛のルーツを案内する事になった。
現在肥育農家から末端までは成り立つようになったというが、子牛を生産する工程が、成り立ちにくい。もし彼らが小代に目を向けてくれれば、大きな力になってもらえそうに思う。

そのように考えている時に、オーベルジュ花郷里の取材依頼があった。よく話を聞いてみると、外国人旅行者向けの口コミサイトに神戸ビーフの故郷を載せたいという。
実際にインバウンド(外国人を日本に誘致する事)に携わっている人たちは、外国の人達が日本人と違う所に興味を持つ事を知っている。
そして日本のモノなのに、外国で有名になってから日本で有名になる事がある。
小代もそうなって欲しいと思っている。

でもオーベルジュ花郷里は11月23日の連休を終えると、冬休みになる。冬眠あけの予定をまだ決めていない。
花郷里のシェフはもともと鉄板焼きが得意。その技術を有馬で活用して有馬玩具博物館のレストランを強化したいと考えている。
冬眠あけの花郷里は、神戸ビーフの故郷を探訪しに来た人が、イメージするメニューを提供すべきだと考えている。

阪神淡路だ震災を契機に僕はニーズが変わったように思う。それと同様インフルエンザ騒ぎで色々変わってしまった。
変わった世界に対応する部分と逆らう部分をつくらないと、流れに流されてしまうと考えている。

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